口の中の細菌叢をよくしましょう
口の細菌叢って?腸内細菌叢と違う?
歯周病の方には歯周病の細菌叢が拡がっています。種類も多いし量も多いのです。
健康な方にはいない細菌が異常数います。
歯周ポケット、歯茎からの出血は大事なポイントで、深いポケットの底には強い細菌がたくさん。出血する部位には栄養を求めて歯周病細菌が集まります。だから出血するとも言えます。
唾液の性状もかなりの影響がありますよ。
サラサラな時はみな流れていきます。べったりした唾液は定着につながり、プラークも堆積しやすくなります。
舌体にカビ菌が定着している方には、さらに手強い細菌が増殖しやすくなります。口の中を細菌培養器にしないことです。
身体には免疫力がありますがそれを勝ってしまうほどの力が細菌にはあります。
思わぬ腫れ、思わぬ発熱、飲み込みできなくなったり、食事が摂れないことも。
歯周ポケット4ミリ以上は定期的にきれいにしましょう。
口腔内の状況が安定してよい方は毎年のチェックで健康キープ!
少し心配の方は半年目安!
腫れたり、臭いがしたり、出血したり、症状がある方は落ち着くまでは毎月でも!
口内炎がなかなか治らない!よく口内炎ができる!
数字で目安がわかるようにお伝えしていきますし、状況のよくない場合には細菌叢の確認ができます。唾液検査をするとむし歯や歯周病、口臭のリスクを調べられます。
口の中の細菌叢の役割
口の中には、善玉菌と悪玉菌と日和見菌が生息しています。善玉菌は、食べ物の消化を助けたり、口内環境を守る役割があります。一方、悪玉菌が増えすぎると、虫歯や歯周病の原因となります。およそ7割の日和見菌は優位なほうの味方につく菌で、善玉菌が優位なら良い菌に、悪玉菌が優位なら同じように悪さをする菌に。
口の中の細菌叢を改善する方法
口の中の細菌叢を改善するには、以下の方法があります。
正しい歯磨きをすること、上手に口腔ケアをしましょう。
歯磨きは、口内細菌叢を改善する上で最も基本的なケアです。適切な歯磨き方法と頻度を守り、歯垢を取り除くことが重要です。
- ・マウスウォッシュ(ぶくぶくうがい20秒)をすること
甘いものや酸っぱいものを過剰に摂取すると、口内細菌叢のバランスが崩れる原因になります。食物繊維や乳酸菌を多く含む食品を積極的に摂取することで、口内細菌叢を整えることができます。
プロバイオティクス製品は、善玉菌を含む製品で、口内細菌叢を改善するために注目されています。摂取することで、口内細菌叢のバランスを整えることができます。
いつも歯ブラシしっかりしているのだけど…洗口液も使用しているのだけど…高価な歯磨剤を使用しているのだけど…と、思いの方、現状の確認をしてみましょう。
歯がしっかりしているから大丈夫?
歯茎が健康でなくなると食事をする際に咀嚼といって、上の歯に下の歯が噛みしめていきます。
ぐらぐらするとたちまち食べれない!反対でしか咬めない!
不安定な状況にしないための対策は対症療法になりますから、予防が大事なのです。
食事や習慣が原因?いつも飲むもの?いつも摂るもの?
口から全身の健康を考えることができますよ。
気づいたことからちょっと変えてみましょう。
歯周病もむし歯も、いきなり悪くはならないですよ。感覚としてよくなったり、悪くなったり、だんだん悪くなる方向にすすんでいたり、一度よくなったから安心しないように放っておかないでくださいね。
時間の経過が誰にもありますから いまはどんな時期なのか確認しましょう。
定期的に細菌叢をリセット、またリセット、繰り返して重症化しないように口の中の細菌叢をよくしましょう。
歯周病を悪化させるのは疲労やストレス。歯周病の場合は悪い影響が強くでるのがタバコです。
いつまでも美味しく食事を摂りたいですね!
いつも笑顔の口元をつくっていきましょう。